AGE(老化物質)を抑える方法。食事について。
今回はAGE(終末糖化産物)を抑える方法と、
AGEに特化した食事についてお話しします。
AGEは、体内にあるタンパク質と
摂り過ぎた糖が結びつくことによって出切る老化物質の一つでした。
糖化してしまいやすいのは、食後1時間後。
血糖値が上昇する時に、AGEが作られやすくなります。
そのため、食事を摂った後の血糖値は急上昇させるのではなく、
血糖値の上昇を緩やかにして、糖化反応を抑えるように意識しています。
また一般的に言われている活性酸素の発生も、
糖化反応を起こし、AGEが作られやすくなります。
【AGEを抑える食事方法】
①血糖値の上昇を緩やかにする食材
②調理方法
③食べる順番
④良く噛んで食べる(一口20回以上)
⑤食後、軽めに歩く
[①血糖値の上昇を緩やかにする食材]
まず食材としては、GI値を基準に選びます。
GI値とは、グリセミック・インデックスの略語で
食事をした後の血糖値の上昇度を示す数値になります。
GI値が高いほど血糖値が急上昇し、GI値が低いほど血糖値は緩やかに上昇していきます。
ぶどう糖100を基準として、100に近いほど血糖値上昇のスピードが速くなり、数値が低いほど血糖値は緩やかに上昇していきます。
参考値(目安)
・高GI値70以上
・中GI値56〜69
・低GI値55以下
※低GI値は、スーパーなどで見かけるカカオ70%以上のチョコレートにも記載されています。
GI値、食品例はこちら。
⇨2.pdf(出典:全国健康保険協会 和歌山支部 保険グループ)
[②調理方法]
AGEの量は、調理方法によっても変わります。
揚げ物、オーブン焼き、焼き料理、炒め物などの高温調理は、
AGEを増やしますし、生、茹でる、蒸すなどの比較的低温調理で
済むものは、AGEを少なく抑えることが出来ます。
高温調理は絶対にダメということはないと思うので、高温調理(なるべく避けてはいますが、、)と低温調理を上手く組み合わせて、
バランスの良い食事を心がけたいと思います。
[③食べる順番]
AGE対策では、常にベジタブルファーストを意識しています。
ベジタブルファーストとは、野菜を一番先に食べ始めることです。
AGEを増やさないために、糖質の吸収をなるべく緩やかにしたいので、
(1)野菜(食物繊維が豊富なもの)
(2)タンパク質(肉、魚、大豆製品など)
(3)糖質(お米)
の順番で食べるようにしています。
[④良く噛んで食べる(一口20回以上)]
AGEだけではなく、健康全体を意識した時に
ゆっくり良く噛んで食べるようにしています。
早食いは血糖値を急激に上げてしまい、AGEが作られやすくなってしまうので、
一口20回以上を目安に、30分以上かけて食べています。
急ぐ時は仕方ないですけどね。
[⑤食後軽めに歩く]
AGEは食後血糖値の急上昇によって発生しやすくなるので、
血糖値を上手くコントロールしていくことが大事です。
食後血糖値の急上昇を抑える一つの方法としては、食後に軽く身体を動かすことです。
筋トレやランニングなど、負荷のかかるものは行わず、食後30分〜1時間の間に軽く歩くようにしています。
家にいる時は、ウォーキングマシン。
外食であれば、次の目的地へ行く時に歩くことが出来ます。
以上のように①〜⑤まで、AGEを抑える方法と日々実践していることを書いてみました。
AGEに関する食事については、まだまだありますが今回はこの辺で。
この取り組みをやり続けて、30代になった時に
見た目や細胞レベルの若さは果たしてどうなっているのか。
今の26歳の自分に磨きをかけて、健康的に長生き出来る自分を作っていきたいと思います。
健康長寿で、人類史上世界最高齢記録を作ります。
楽しみ。
では、次回の投稿で。
健康長寿ライフ / 新垣盛也